たまにはTSUKIでも眺めましょ
写真は夜景ですが、おはようございます。
東京、池袋駅から歩いて約15分の場所に、
高坂勝さんという方が営んでいらっしゃった「たまにはTSUKIでも眺めましょ」(略称:タマツキ)というオーガニックバーがあったことを、皆さんはご存知でしょうか?
この変わったお名前のお店を、一言で説明するのは難しいのですが、「退職者量産バー」という異名で呼ばれる(笑)、やはり中身もとても変わったお店でした。
オーナーの高坂さんは元サラリーマンで、脱サラして自営業を始めただけではなく、「脱・行き過ぎた経済成長」を目指し、「必要以上に儲けない」「必要以上に働かない」ということをお店のポリシーとして掲げて、実践されてこられた方です。
「お客さんの健康に寄与するメニューのみにしたい」と、長年の営業の間にメニューは野菜中心のメニューに絞り、「稼ぎ過ぎだな」と判断して、週休2日を3日に増やすなど、思い切った「選択と集中」が随所に見られます。
執筆活動もなさっており、著作では御自身の半生をつづりつつ、お店を何故作ったのか、今後の展望などが書かれています。
こちらは2冊目。
次の時代を、先に生きる。 - まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ -
- 作者: ?坂勝
- 出版社/メーカー: ワニブックス
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実はもうありません
実は今年の3/31を持ってお店は沢山の方に惜しまれつつ「減店」とし、同じ志を持つ方にお店は譲られて、御自身は東京での都会的生活を卒業されました。
今は千葉県匝瑳市で、お店の営業時も並行してやっておられた米作りや野菜作りをして、それらを希望者に教える活動をされたり、移住の斡旋をされたり、脱成長の啓発活動をされている、私的にはこれからも(これからの方が?かも知れません)大注目の方です。
ここまでの内容は、下記のNHKラジオの番組で、1人語りで配信されているので、配信期間は限定ですが良かったら聴いてみて下さい。
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0322_11
かなり雰囲気のある方だということが、声からも伝わるかと思います。笑
実際に行ってみて
私は一人で飲みに行くことが皆無なのでなかなか行かなかったのですが、2度ほどお店にお邪魔しました。
お店に入ると、初対面でも高坂さんがお客さん同士を自己紹介させて、常連さんをいじり(笑)、気が向いたらお客さんと即興ライブもやるし、なんとも言えない「ユルいコミュニティ」を作っていました。
このお店の雰囲気は、私の今の価値観の土台になっているであろう、実家の教会を思い出させるような雰囲気でした。
何で行ったの?
理由は色々とあるのですが、
・「必要以上に働かない」実践を見たかった
・自身の人生の、今後の展開・計画について意見を聞いてみたかった
・実際のお店の雰囲気を知りたかった
というのが、主な理由でした。
でも、ご本人を目の前にして、「そういうことを気にしながら、御飯を頂くのも、なんか野暮だなぁ」と思い、結局ほとんどお話もせずに、当日居合わせたお客さんと楽しく会話しながら食事を頂いて終わりました。
ノーガード戦法
私が2回目に伺ったのは、お店のラストの1日前だったのですが、店は、カウンター席は全て立ち飲みスタイルに変わり、
食事も「適当に出すから、これくらい食べたなぁという感覚で金額は自由に決めて箱に入れてください」というお会計方法になっていました。
聞けば「最後の最後だし、これでいけるか実験してみる」とのこと。
「金勘定のことは相手に任せて、自分は料理に集中する。」
あしたのジョーもビックリの、ノーガード戦法です。
既に関係のある友人ならまだしも、いわゆる仕事上で出会った人に、いきなりこう接することは、なかなかできないと思います。
でも、この辺りの感覚が、高坂さんの持ち味なのだなと感じました。
自分も人と関わることが多い仕事なので、このように自分自身がまず相手を信じるコミュニケーションの取り方を見習いたいものです。
バラエティに富んだお客さん達
ラスト前日ということもあり、沢山の方々がいらっしゃっていましたが、特に、個人間での電力売買のプラットホームとなっている新電力会社「みんな電力」の大石社長が来られていたのは驚きでした。
みんな電力さんでは、小規模な太陽光発電を行なっている個人経営の発電所のようなところからも、電力を供給してもらうことができ「電力も供給先の顔が見える時代になる」とのこと。
電力もそんな選び方ができるようになるなんて、素敵だなぁと思います!
大石社長曰く、環境負荷に対する意識の高い企業であるAppleのApple storeでも、みんな電力さんの電力が使われているとのことでした。
もちろん、タマツキもみんな電力さんと契約されていました。
というわけで、我が家もいずれ、みんな電力さんのお世話になるかと思います。
(その前にもちろん奥さんと相談だけど!)
ちなみに、大石さんとお会いした数日後には情報サイトのギズモードさんにて、こんな記事を見つけまして、
https://www.gizmodo.jp/2018/04/apple-environmental-initiatives.html
たしかに、環境に対してのアップルの意識の高さは素晴らしいと思いました。
ただ、同社のタックスヘイブン(税逃れ)の問題に関しては許せません…
Apple製品は基本的に好きなので、逆にこの問題は非常に残念。
新たな稼げるシステムが生み出せなくて、経営大変なんだろうけど、頼むから真っ当にやってくれ…。と思います。
何事も面白がる人の元にこそ面白い人が集まる
話をタマツキに戻しましょう。
そんなわけで、他にも面白い方々がたくさんいらっしゃってたのですが、今振り返って思うことは、高坂さん御自身がタマツキでのお仕事を楽しんでいたなぁ、ということでした。
もちろん経営するということは、めちゃくちゃ大変なことなのだと思いますが、自身の間合いというか、仕事のスケールをどこまで広げるのか、そして楽しむのかということが、しっかり考えて設計されているように思えて、なるほど、と思いました。
自分自身も、元々が小さなキャパシティであることをよく理解して、働き過ぎず、楽しく仕事をしていきたいなぁ、と思いました。
今日はそんなことを感じさせて下さった、素敵なお店のご紹介でした。
久しぶりに家の中
おはようございます!
こちらは気持ちの良い朝です。
連日セルフ塗装のネタが続いておりますが、OさんとYさんの和やかコンビによる丁寧なお仕事で、着々と内部もできているので、そちらの進捗状況もご報告します!
ちなみに、先日出張で明るいステキなベテランバスガイドさんにお世話になったものですから、今日は見習ってバスガイドさん風(?)に、内部をご紹介してみたいと思います。
空間が仕切られてきました
えー。こちらに見えますのが、制作途中の二階でございます。
二階の中も着々と仕切られていますね。
手前右のスペースが収納スペース。
左の小さな仕切りは二階トイレ。
奥は寝室となっております。
ちなみに、ここに、現在仮住まいでダイニングテーブルとして大活躍の「チーくんの作業机」が壁際にビシッと入る予定となっておりますが、パッと見入らない気がしていて、施主はかなり焦っております。(図面を読み間違えたかな…泣)
断熱材も入り、壁も貼られて、大分部屋らしくなってきたと、奥様も喜んでおります。
アーチカットができている!
右手奥に見えますのは〜、以前記事にしたアーチカットでございます。
とても綺麗にカットされて穴が開いています。
チョークで描かれているのと、実際にカットされたものを見るのとは、やはり感覚が大分違いますね。
施主は「良かったのかな〜」と迷っているようでしたが、実際見て良かったようですよ。
それにしても。この穴をチェンソーで抜けるログビルダーさんは、やはりすごいですね…。施主もチェンソーを多少扱うようになって思うらしいのですが、「チェンソーをきっちり平行にして穴を空ける」のって、めちゃくちゃ難しいことだそうです。表から見ても裏から見てもいい感じに仕上げるのって大変そうです。
換気扇も付きまして、「段々とここがキッチンになっていくのだなぁ」と眺めていると…
「キッチンに何を入れるのか」とか、夫婦で悩んだあの日々が懐かしく、またそれが実際に出来上がっていく過程を見ると感慨深いものがありますね。
まだ見ていないところ
えー、というわけで、あっという間に建物内部ツアーも終わりのお時間となりました。
まだまだ回りきれておりませんので、未知なところもたくさんございます。(お風呂とか)
完成まで、あと二カ月と少しになりました。
当ツアーのまたのご利用を、心からお待ち申し上げております!
ここまで塗れました
こんばんは!
前回予告した通り、今日はセルフ塗装の進捗を載せたいと思います。
二階・一階屋根軒裏、完了!
二度塗り完了しました!
しかし、
こんな感じで軽ーく養生していたので、 刷毛からポタポタと塗料が垂れて…
一階のログ壁に、こんな風についてしまいました!一階は養生していませんでした…
しかも、気付いた時には既に固まっていました…。
うわー、後で削るの面倒くさい…
刷毛の方を工夫してみる
養生テープ、マスカーなどの養生の為の道具が、手元になくなってきたので、追加で購入しに行きたかったのですが、ホームセンターに行って帰ってくる時間も、大分ロスになります。
この作業はGW中だったので、少しでも明るい時間は塗装に費やしたかったので、養生以外の方法で、なんとか刷毛から垂れる前にキャッチできないか?と思った私は、
刷毛から塗料が垂れる様子を少し観察したのです。
そこで気付いた当たり前の真実。
塗料を付けすぎて垂れる時は、上の2枚の写真の部分から垂れてるんです。
つまりここに塗料を吸ってくれるように布でも巻けば、(塗る前に布に吸われる塗料は増えそうで勿体ないかも知れませんが)下に垂れるのは少しは防止できて、良いんでないかと考えました。
ということで、実際に巻いてみました。
結果。
劇的に垂れなくなりました!
軒裏など、上向きに刷毛を動かさなければいけない場合の対処法として、良いと思います。
欠点は、布に塗料が付きすぎてしまって、これ以上布に染み込まなくなると、結局下に垂れてしまいます。
その際には、刷毛に巻いたタオルを木にグッと押し付けて、塗料を絞り出してあげればまた吸います。
これで、かなり作業が楽になった気がします!嫁さんも軒裏頑張ってます!
二階壁も頑張ったよ!
ここを主に頑張ったのは、私ではなく奥さんです。我が家の顔に当たる部分なので、慎重に慎重に、本当に丁寧に塗ってくれました!
ちなみにいよいよ壁に入ったので、塗料境目は、マスキングテープが必須になります。
こちらの黄色いテープが、マスキングテープだと一般的ですが、スコッチから出ている「建築塗装用マスキングテープ」が粘着力が強くて、かつ剥がす時に途中で切れにくいので剥がしやすいので、助かります。
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破風もやったよ
ここは主に私がやりましたが、塗り潰しのホワイトが入るとメリハリがききますね。
ちなみに木目を活かす半透明タイプのホワイトと、塗り潰しのホワイトでかなり迷いましたが、最終的には新堀親方に相談し「破風は、がっつり雨風が当たるし、あら宅の場合ずっと陽が当たるから塗膜の強い塗り潰しタイプにしなされ」というアドバイスから、当初の予定通り、塗り潰しのホワイトにしました。
ホワイトも数種類あったのですが、一番ベーシックな、何の変哲も無い「ホワイト」にしました。
うーん。どうでしょう。(長嶋茂◯風)
ギャンブレル屋根の形が強調されて良いような、色がはっきり分かれ過ぎてて、滲み出る新築感が、アンティーク好きとしては気になるというか…(でも奥さんは清潔な感じが好きなので、こちらの感じの方が断然好きです)
配色って永遠に迷えそうです。
自然の変化で家の見え方も変わる
当たり前ですけど、夕陽に照らされたログハウスはまた表情が違いますし、曇り空と青空の違いでも大分変わります。
ここは、もうひとまず買った塗料を信じて突き進むしかないですね。
塗るべし塗るべし!!
梅雨入り前には仕上げるぞ!!
おー!
アルテの食パン
みなさん!
GW……でしたね…。
我が家はセルフ塗装の為に、あっという間に連休が駆け抜けていきました。(泣)
だって、親方にここまで言われちゃ、やらざるを得ません。苦笑
http://loghouse-n.jugem.jp/?eid=2686
連日塗ったので、大分進みましたよ……!
でも、写真は勿体ぶって、次回の投稿にします。笑
閑話休題…
最近セルフ塗装の話ばかりで皆様飽きているのでは?
と思いましたので、久しぶりに地元の話を…
先程、連日塗装作業(朝8時から19時まで。片付け含む)をしましたと言いましたが、
実はGW中、半日だけサボったんです。
その日は私達夫婦の結婚記念日でした。
サプライズで、駅まで子どもと、奥さんへの日頃の感謝を込めて、プレゼントを買いに行ったのです。
当日、超絶下痢の息子は容赦なく置いて(笑)急遽娘と2人でのデートとなりました。
「ちょっと公園で遊んでくるわ」と言って家を出てから、こっそりバスに乗車。
駅へと向かいます。
何故駅へ?
新百合ヶ丘駅前ではこの時期、クラフトの作家さん達のテント出店があるのです。
こちらのIRONOさんというところで、今回購入しました!
ドイツなどの海外からのヴィンテージパーツを、自作の真鍮パーツと組み合わせて素敵なアクセサリーを作られています。
お菓子もおもちゃも、普段はめったに娘には買わない私ですが、今日は今まで塗装期間中、頑張っていたからということで、一目惚れしていた編みぐるみの小さな熊ちゃんを一緒に買いました。
娘も私が買ってくれることは滅多にないので、最初は「要らないよ」と言っていたのですが、表情では明らかに我慢していました…
普段はそんな表情にも気付かず、しつけの一環だと思って手をグイグイ引っ張っていくのですが、結婚記念日は、家族皆にとっても嬉しい日であって欲しいと思い、いつもと違うことをしてみました。
ワガママになっても嫌だなぁとは思うのですが、子どもの買い物はバランスが難しいところです。
でも熊ちゃん、すごい気に入ってくれて、毎日一緒に寝ています。良かった!
ミッションは果たした
さて、それぞれへの買い物を済ませたところで(息子には当然のように無し笑)
結果歩いたし、帰ろうかと思った矢先に、娘が疲れたと言うので、ふと駅からさらに奥のマプレ専門店街の方を見るとなにやら人集りが…
看板持ってる人もいるし、なんじゃと思ったら、
なに!?
今日はパン祭りだと!!
知らなかった!
ここらへんの有名店がひしめいているパンのイベントだそうで。
娘の目が光りました。
「パン食べたい〜」
ですよね〜。
例のあの店を発見
よしじゃあ色々見てみよう、ということで、巡っていると何やら見覚えのある特徴的な名前の食パン達が…
しかも明らかに他のお店以上の列を作っていらっしゃる!!
ここが、今日のブログタイトルの
「アルテの食パン」というお店です。
(今日は前フリ長かったなぁ〜)
店長のNさんは、実は酵母を研究・開発する某有名会社にお勤めだった、パン研究者で、酵母の具合をテストするのには食パンが一番わかりやすいということで、ご自分のスキルを活かして食パンに特化した店を作ろうと着々と努力されてきた方です。
それでなんで私がNさんを知っているかというと、Nさんが開店資金の貯金の為に働いていた別の職場が、私の以前勤めていたところと一緒で(私が辞めた後に入ってこられたそうなのですが)共通でお世話になった先輩がいたことから、その先輩にご紹介頂いたのです。
「あら君。高いけれど、めっちゃ美味しい食パン、食べてみたくない?」とその先輩に言われた時のワクワクを、まだ覚えています。
アルテの食パンの本店は、新百合ヶ丘駅ではなく柿生という駅にあり、私が初めて一人暮らしをした家の近くでもあったので親近感がありまして、以降寄れる時に行っています。
「さくお」とか「もちこ」とか♂♀の名前が付けられていて、特徴的なのです。(ちなみに♂が山型食パンなのだそうな)
ざっくり言うと全部美味しいですけど、私はもちこがオススメですよ。
最近では新百合ヶ丘駅前のOPAという建物の地下にオープンした、オナカスイタという、食べ物関連を集めたセレクトショップ的な所にも出店されていて、パン祭りよりも大分前に買いに行ったら見事に売り切れていました。
おそるべしアルテの食パン。
そしてオナカスイタの野菜の並べ方、面白い!
大根も安いし。おそるべしオナカスイタ。ふざけているのはネーミングだけだった。
というわけで、皆さんも、もし「アルテの食パン」を見かけたら、若きパン職人の情熱がつまってますので、是非食べてみてくださいね!
風よ空気を読め
こんばんは
絶賛セルフ塗装中のあらです。
予定通りにはいかないもんだ
以前塗装箇所の優先順位はリストアップしましたが、なかなか予定通りにはいかないもので、天候なども大きな理由になりますが、工事の他の作業との兼ね合いも理由になります。
例えば、このコーキング。
ログ壁とログ壁の隙間など、横殴りの豪雨などで水が染みこむ可能性のあるところに、このコーキング剤を充填させていくのです。(写真は作業をして下さっている専門の方に、作業中を撮らせて頂きました。)
今まで自分が使ったことがある、ホームセンターで取り扱われているような透明なコーキング材ではなく、色もブラウンだし、見た目にも木材と相性の良いもので、しかも、木材と同じように塗料が上から塗れるタイプとのことでした。
ログハウスのコーキングにはよく使われる物とのことですが、こちとら家づくり初めてなもんで、色々なモノが新鮮で楽しいです。
さて、このコーキング剤が乾くまでに、二、三日乾燥させないといけないのですが、その為にその間はその面は塗装できなくなります。
そこで、前回の記事のように、順番を無視してでも塗れる所は先に塗ったのですが…
避けては通れない難所
そろそろ「怖いから」では後回しにできなくなってきた、本来1番最初に塗装すべき北側(建物裏面)の軒裏に…
いよいよ手をつけます。
ハイ怖い。
それはなぜか。
怖い理由
①そもそも高さがある
我が家は北側に向かって下り坂の斜めの土地なのですね。
建物は基礎の際に、水平になるように、北側を高くしてあります。
つまり、北側は二階の高さというより、三階の高さに近い感覚なのですね。
そりゃ怖いわけだ。
②真下に屋根が無い
写真は南側の塗装の様子なのですが、このように、南側にはウッドデッキの屋根があるので、高さがそこまであるようには見えません。しかし、地面まで全く障害の無い北側。
真下を見るとかなりの距離感です。
③足場が揺れる
組んでいる足場は、基本的にがっちりしているはずなのですが、中にはスペースの関係上、2つあるはずの接続部が片方しかハマっていなかったりすることがあります。
屋根の軒裏の1番高い部分はここに乗るのがマストなのですが、
まぁ風で揺れる揺れる。
なのにここぞとばかりに吹きまくる風。
思わず、今回のタイトルを思いつきました。
でもやらなきゃね。
それが言い出しっぺの家長の責任です。
ガクガクする膝を奮い立たせて、なんとかヌリヌリ。
とりあえず、いつもの倍くらい時間をかけてなんとか塗りました!
やはり人間慣れるものだった
次の塗装の際には膝も震えず、今まで通りくらいのスピードで塗ることができました!
やはり人間チャレンジが大切ですね。
そんなわけで、着々と塗装レベルアップしている実感を得ました!
でもセルフ塗装はまだまだ終わりません…。
つづく。
子には背中で語りたい
こんにちは。
絶賛セルフ塗装中のあら家です。
セルフ塗装を始めて何日間が経ち、子ども達が初めて手伝いに来てくれました。
毎回丁寧に養生して…
いざ!ウッドデッキの軒裏を塗ります!
この場所は前回の、優先順位の原則で考えると、
・雨でもやれるところ
・一階
なので、超後回しでも良い所なのですが、(次回書きますが)色々な事情があり、「現時点で塗って良い場所」と、「子供たちが塗りやすい場所」を考えた結果、優先順位を完全スルーして、ここを塗りました。
一階とは言え、足場の高さはかなり有りますので、慎重に慎重に抱っこしながら塗りました。
長女、結構上手!(親バカ)
「2歳だけど、俺だって塗れるぜ!」とばかりに長男も参加。
どちらかと言うと、職人タイプなのは彼かも。びっくりするほど真剣でした。
この笑顔を見ると、たとえ面倒でも、自分たちでゆっくり家づくりに関わるのって、やはり良いなぁと思いました。
子ども達がやる気になった理由
でも、実はこの日まで、私の塗装風景を何回か見ていても、子供たちの「塗装やる気スイッチ」は入っていなかったのです。
塗装中の私を見ても「あー、パパが何かやってるわ〜、どうせ私達はできないんでしょ〜」という感じで、すぐに目の前の畑に遊びに行ってしまう子供たち。私の作業風景など興味はないのでした。
そんな(ふてくされた)子供たちを変えたのが、この日の前日に手伝いに来てくれた職場の後輩のN君と、彼女Kさんでした!
作業中、遠目に見ても仲の良さが伝わってくるステキな御二人の背中を見て…
子供たちも、きっと「私たちも、おウチぬりぬりしたい!楽しそう!」と思ったのでしょう。
我々夫婦は夫婦で、彼らの楽しそうな姿を見て
「ああ、こんな2人での共同作業を純粋に楽しい、と思うピュアな気持ちを忘れていたなぁ…(遠い目)」と気付かされました。
まあ、あとは一言でまとめると、
Kさんがとにかく美人でした。笑
(しかもキャラクターが親しみやすい
!)
本当にお似合いのお二人で、早く結婚式に呼んで下さいねって感じです。(厚かましい先輩です笑)
子供達も帰りにはとっても懐いていて、息子なんか、初対面では絶対慣れないのに、早くも甘えていました。
おい息子、ずるいぞ!その位置!
長女の一言で気付いたこと
そんなわけで、やる気を出してくれた子供たちなのですが、一緒に塗装中、娘がふと
「パパ、これ大変だったでしょう」
と言いました。
もうすぐ5歳になる娘ですが、最近本当に気がきくというか、大人っぽい発言をするので、成長を嬉しく思う反面「日頃から色々なことに、気を遣わせてしまっているのかな」とちょっと心配にもなってしまいます。
単純に自分のセルフ塗装の苦労をわかってもらえて、嬉しいには嬉しいのですが、
なんだか子どもに無理させて、我慢させて、恩着せがましく振舞っていたのかも…、と反省しています。
「パパ・ママが君たちの為に汗水流して頑張っているんだよ」
という露骨なアピールで、子ども達から感謝を得ようとするのでは無く
「色々な人がこのログハウスの為に手伝ってくれて、力を合わせてくれているからできているんだよ」ということ。
そして「この家づくりは神さまからの楽しい思い出のプレゼントなんだよ」ということ。
だからこの日々をパパもママも楽しんでいるんだ、ということを子どもたちが家づくりの思い出の中で、自然に感じてくれたら良いなぁと切に願っています。
そんなことを伝えられる、「背中で語れるオトナ」に、私もなりたいものです。
というわけで、今回背中で子ども達の心にスイッチを入れてくれたのは、私達夫婦ではなく、N君、Kさんのお二人でした。感謝感謝です。
お二人とも本当にありがとう!また来てね!
塗装1日目の成果
私、雨男なはずなんですけど、
家づくりに関しては本当に天候に恵まれて、この記事にも書いて頂いたようにかなりスムーズにいっております。
http://loghouse-n.jugem.jp/?eid=2675
しかし!ここからは、元々何をするにも
カタツムリのように遅い、「私の作業次第」となります。
塗装が遅れると、最悪足場を外すのが遅くなったり、工事が遅れることも…おお、恐ろしい。
仕事が遅い上に雑なのが、バレてしまいます。
さて。上のカタツムリは、長女が幼稚園のバス登園前に捕まえてきたらしく、幼稚園の先生が『カタツムリさんも幼稚園に行って良いですよ』と言って下さったので、幼稚園にカタツムリさんと一緒に登園し、そのまま置いてきてくれても良かったのですが(by妻・笑)
見事に一緒に帰宅してきたそうです。(しかもお家つきで)
結構な割合で生き物が苦手な妻は「また生き物か…」と落ち込んでいましたが、カタツムリくんが我が家の一員になりました。
でも、我が家引っ越し近いから、梅雨時になったらバイバイしようね…大量の段ボールに紛れちゃう前にね
本題にいきましょう
さてさて!本題の塗装の話ですが、
まずは、塗装の手順を説明します。
基本的な優先順位は以下の通りです。
・高い場所
→足場がいつ外されても良いように、足場が無ければ塗れない箇所から優先して塗装していきます。
・建物の裏面にあたる方角
→我が家の場合、正面が南側になりますので、北側が最初にやるべき面になります。何故ならしくじっても目立ちにくいからです。
・晴れの日にしかできないところ
→塗装作業中雨が降ったら一巻の終わりです。雨で流れて、塗料が付いてしまった面を削り取らなくてはなりません。(泣)一連の一枚板DIYで、木材の研磨がどれほど大変か身に染みている私からすれば、絶対に避けたい自体です。
というわけで、作業前に天気予報チェックは必須。1日乾かせる見込みがなければ塗装はできないので、なるべく雨でも濡れずにできるところは後回しになります。
つまり、それらを組み合わせると以下の順番となります。
①二階軒裏(北側→南側)
②一階軒裏(東側→西側)
③破風(はふ)※
④二階壁
⑤一階ログ壁
※屋根の切妻にある合掌形の装飾板。また、それに囲まれた三角形の所。屋根の形式、破風の位置や形によって切妻破風・反り破風・唐破風・千鳥破風などの種類がある。破風板。
この順番で二度塗りするわけですね。
(ちなみに二度塗りとは、その日に二回塗るというわけではなく、一度塗り数日乾かしてもう一度塗って塗膜を強くすることです)
さて、一日塗装をやってみて、色々とわかったことがあります。
【塗り方について】
・細い刷毛の次に、幅広の刷毛の順番で塗る
・塗る前に攪拌をするのは大事だが、刷毛を使って混ぜない方が良い→刷毛に塗料が付き過ぎて、塗っている間余分な塗料が垂れてくる。手に付く。
・段々力を抜きながら、刷毛を動かす。
→最初は塗料を付けるために力強く、だんだんと塗料の表面をなでるように、軽く動かす。
【塗装中の地域の方々の反応】
・挨拶をすると、ほぼ100%挨拶を返してくれます。これは、同じ駅でも前住んでいたエリアでは無かったことです。嬉しい!
・そして最近では向こうから声をかけて下さる方も増えました。
そして結構な確率で、最初は自分が施主だとは気づきません。笑
写真のように、結構暗くなってゴソゴソやってると、それだけで怪しさ満載ですしね。捕まらないように気をつけます。
結果的に1日目は…
南側の軒裏の高い部分のみで終わりました。(しかも左右で、奥さんから指摘されてしまうくらい、塗りの厚みが変わってしまいました…ショック)
なぜ、南側から始めたかというと、北側の軒裏を塗ろうとしたら、足場が少ないのと、めちゃくちゃ高いので、とにかく怖くて、「ここは初めにやったら事故を起こしてしまうかも知れない」と野生のカンで思ったからです。(要はビビった)
でも、南側の二階軒裏は、初回にしては、まずまずの仕上がりだったので良かったと思います!
引き続き、上達を目指さないと!
頑張ります!