丘の上にログハウスを建てる

夢をカタチにするまでの備忘録

薪ストーブを憧れのままにしない

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おはようございます。

日曜の朝、いかがお過ごしでしょうか。

ここのところ、ずっと寒いですね。

こんな寒い日はあったかい薪ストーブについてお話ししたいと思います。

(念の為、言っておきますが我が家はまだ完成していませんので、勿論薪ストーブも未設置です。あしからず。偉そうなこと書いてすみません。)

 

薪ストーブは、我が家をログハウスにしたいという希望が具体的になった時点で、ずっとセットで考えてきた大切な家財です。

今回家を建てるにあたって、自分自身がこれからどう生きていきたいのかを考えた時に私は「自然の恵みを感じながら暮らしていきたい」という願いを持っていたことに気付きました。

そんな私にとって、薪ストーブとは、いち暖房器具ではありますが、今までのライフスタイルに変化を生むためのきっかけになる道具だと考えています。(でも、実はそのライフスタイルへの影響力について気付くのはもっと後なんですが)

 

ちなみに現に今、自分に少しずつ変化が驚いています。例を挙げるとこんな変化です。

・周りの環境をよく見るようになった

来年冬の導入に向けて、燃料となる薪の確保の為に色々なところから原木を頂いているのですが、今の地域に引っ越してきた約10年前にはおよそ考えてもいなかったほどに、自分自身の身の周りに、まだ自然が残っている事に気付きました。よく観察していると思わぬところから声がかかったり、嬉しい偶然に出会うことが多々ありました。

 

・チャレンジしてみることが増えた

薪割りや、チェーンソーによる玉切り、薪棚作りなど、当然やったことが無くて、少し前には尻込みしていたようなことも、「とにかくチャレンジしてみよう」と思うようになりました。

 

・情報を積極的に探すようになった。

薪ストーブの情報はなかなかそこらじゅうにあふれているわけでは無いので、(もちろん、雑誌でもしっかりと情報をまとめてくださっていますが)「色々な媒体で情報を得たい!」ということで、ブログ等を今まで以上に読むようになりました。

そして、読んでいるうちに、自分も今までの経験を書きとめておこう、という気持ちになりました。

 

これらは、未だ薪ストーブを導入していないにも関わらず、自分にとって既に大きな変化です。

 

尊敬するコミュニティデザイナーの山崎亮さんの著書で「 プランドハプンスタンス理論」というものが紹介されていたのですが、この私の生活の変化は、この理論にも関係があると感じたのでご紹介します。


・ 「計画された偶発性」理論のこと。
スタンフォード大学のジョン・D.・クランボルツ教授が提唱したキャリア論である。
・ キャリアは偶然の出来事、予期せぬ出来事に対し、最善を尽くし対応することを積み重ねることで形成されるというもの。
・ 予期せぬ偶然の出来事をプランドハプンスタンスに変えるには以下の5つの力を磨いておくことが大切であると言われている。

○好奇心(Curiosity):新しい学習機会を模索すること
○持続性(Persistence):失敗に屈せず努力をすること
○楽観性(Optimism):新しい機会が「必ず実現する」「可能となる」と捉えること
○柔軟性(Flexibility):信念、概念、態度、行動を変えること
○リスク・テイキング(Risk-taking):結果が不確実でも行動を起こすこと

 

 

これは「薪ストーブという道具をきっかけに、様々なことに対してアンテナの感度が(ポジティブな方向に)よくなり、幸運な偶然に恵まれやすい状態になっている、」とも言えるのではないか、と私は思います。

この感覚は実は今までにも何度かあって、結婚や、職場、車、腕時計など、様々な人や物との出会いがきっかけで、一気に可能性が広がっていくイメージです。(この話はまた別の機会にできたらいいなと思います。)

 

 

話が超脱線しました。薪ストーブの話に戻りましょう。

 

 

 

薪ストーブは炎を閉じ込めておく為の箱(本体)と、上昇気流によって、排気を上空へと逃がす煙突の組み合わせで成り立つ、シンプルな構造ではありますが、その材質(鋳物か鋼板か)と形状、設計思想で様々な特徴を持った薪ストーブが存在します。

奥が深い、とても面白い世界なのですが、自分にとって気になる薪ストーブにある時出会いました。

(立退きの話が来るより前に見ていたので、恐らく2年前程だったかと思うのですが、あまり覚えていません。いかんせん、その頃はまだ家を建てることを本気で考えられていなかったのです)

それが、今回我が家が導入する予定の国産の鋼板製ストーブ、モキ製作所のMD80Ⅱという機種です。

 

 自分が気に入ったのは、以下の特徴です。

・鋼板製ならではの立ち上がりの早さ(1番使いたいのは土曜の朝なので)

・燃費(薪棚のスペース用に広大な土地があるわけではない)

・実用性の幅(薪にできる樹種の幅広さ)

・煙(住宅地なのでご近所への配慮)

・天板の広さ(デザインは正直、見慣れない奥行きのある形なので違和感がありましたが、実際に見ると鍋や網が置きやすい!)

 ・調理のしやすさ(天板への熱を調理に有効活用できる。これも鋼板ならではとのこと。)

 

このモキのMD80Ⅱという機種に興味を持ったきっかけが、大屋さんという方が書かれている下記のサイトです。

http://www.ai-ken.co.jp/makiss/form.html

 

大屋さんはこの薪ストーブに惚れ込んで、環境調査会社で既に働かれているのに社内ベンチャーのような形で、「環境の為にこれを世に広めたい」とモキ製作所薪ストーブの販売、普及をする事業を立ち上げられた、何というか、「使命感を持って魅力的にお仕事をなさる、穏やかでも熱い方」です。

 

一通りサイトを拝見した後に、そんな大屋さんに電話で直接相談。

 

薪ストーブを使った豊かな暮らしを実現していく為には様々な用意が必要だということがわかり、

色々と相談しながら着々と準備をして、今夏には大屋さんのご自宅へ押しかけ、トップの写真のMD80Ⅱ(大屋さんの会社限定の燃焼補助装置、iGブースター搭載モデル)の実機を拝見させて頂いたのです。やはり本物を実際に見れると安心感が違います。

 

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何より大屋さんのお家で頂いた薪ストーブで焼いたの鶏肉が、もうとにかく美味しくて、

我が家の子供達にほとんど食べられてしまったのです。

やはり子供(とりわけ幼児)は正直です。

うまいものはうまい。

がっつく子供達を見て、「ああ薪ストーブ入れたいなんて言って、最初奥さんはびっくりしただろうけど、やっぱり良かったなぁ」と思ったのを覚えています。

 

 

iGブースターの説明も含め、大屋さんがお書きになった以下の記事が、私としては、MD80Ⅱを紹介するのに良いかなと思うので、ブログの方も掲載させて頂きます。

http://aiken-makiss.hatenablog.com/entry/20171108/1510133632

 

ブログでも大屋さんが度々言及されているのですが、とにかく幸せな薪ストーブライフの為には、

「よく乾燥した薪をたくさん確保しておくことが大切。」ということで、次回は薪割りシリーズにいきたいと思います。(大分現在に近付いてきました!)

 

一週間かけて、ちょこちょこ書いていたもので、今回は3000字を超えてしまいました。

長文にお付き合いくださりありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。